| テクノロジー |
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MPEG-4
アジアのIT企業各社は、画像圧縮技術「MPEG-4」 の動向に注目している。これはMPEG-4
技術が近い将来、幅広い製品に応用できると見られるからである。MPEG-4はインターネット、放送用として使われている圧縮の標準化技術であり、大容量、デジタル化時代でますます利用範囲の拡大が予想される。
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| フェーズ | 符号化ビットレート(目安) | 主なアプリケーション |
| MPEG-1 | 1Mbps程度 | ビデオCD、MP3 |
| MPEG-2 | 4〜10Mbps程度(SDTV) 数+Mbps(HDTV) |
DVD、地上波、BS、CS、ケーブル放送 |
| MPEG-4 | 〜384Kbps程度(QCIF) 128Kbps〜2Mbps(CIF) 15Mbps程度(SDTV) 38.4Mbps(HDTV) |
TV電話、移動体通信、インターネット,放送用途 |
最近の携帯電話を中心とするモバイル機器の普及に合わせ、低ビットレートでのフル動画の実現に向けての努力が活発化している。例えばGSMによる音声通信で使われるデータ・レートは10Kbpsで、MPEG-4
の応用技術だ。とくにワイヤレス通信や、モバイル通信用のGSM/グローバル・システムの実用化に大きな役割を果たしている。また低ビットレートも合わせて実現されつつある。
現在、インターネットのオーディオ・ビジュアル・プロバイダーの多くは、ユーザーが現実に扱っているビット・レートに応じて、品質(ビットレート・レベル)を選択するよう要望している。
これは、プロバイダーがコンテンツを符号化する際に、別々のビットレートを使い分けていることによる。様々な技術がMPEG-4 規格には使われており、エラー結果をマスキングするデコーダーや、不可抗力のエラーを克服するなどの技術がある。
またMPEG-4 規格のリバーシブル・バリアブル・レングス・コードと呼ばれるものを使った技術がある。これはエラーが発生した箇所に、新たに発見された再同期(resync)マーカーが戻り、すべての破壊されていない、つまり残された情報を利用できるようにしたものである。このコードは戻って情報を読み取る場合でも、ユニークに符号化されているのが特徴だ。
拡張性という点では、ベース層がすべての情報を基本的品質で送ることができる。またビットレートさえあれば、より高品質の画像を得るために1層または複数の改良層を利用することも可能である。
一方、Spriteと呼ばれるデバイスでは、ビットを節約し背景を変えることなくコード化することができる。現在、カメラアングルは双方向のアプリケーションでビューアーによって切り替えられるが、バックグラウンドは切り替えごとに完全に更新されなければならない。
しかし、バックグラウンドの画像を規定するSpriteは一度だけ送るだけでよい。その後は、すでに規定済みの四つのポイントのなかの新しいポジションを送るだけで、新しい画像が生み出される。
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iPACの陳進添総経理 |
アップル社の幹部は昨年末、DVDフォーラムは次世代のHD(High Definition)DVDフォーマットにH.264 AVC (Advanced
Video Codec)を批准した−と発表した。
このH.264/AVC Codecは、国際電気通信連合(ITU)とMPEGの共同開発によるものであり、次世代のビデオ符号のMPEG-4 仕様として批准された。
H.264/AVC は、応用範囲の広いビデオ符号であり、HDからビデオ会議や3G携帯のマルチメディアまですべての帯域に対応した高画質を提供できるという。
iPAC Technology社の陳ゼネラルマネジャー(総経理)は、(H.264のような)新技術は、いったん受け入れられれば技術開発はすぐにもスタートし、2005年の半ばか後半にも、MPEG-4技術が急速に広まると見ている。
MPEG-4 技術をベースにした製品は、MP3やデジタルビデオなどなどの機能と一体化するものと見られる。この点についてDXG Technology社のPeter李・副総経理は「MPEG-4
技術は、いつの日かデジタルカメラ市場では欠かせない技術となるだろう」とコメントする。
実際、MPEG-4技術に注目している多くの企業が、パーソナル・メディアプレーヤーや、マルチメディア・センターなどの製品にフォーカスし始めている。しかし、MPEG-4技術はネットワーク・ソリューションやセキュリティ機能を持った製品の領域でも採用される可能性がある。
一例として、iPAC社はコンテンツ・セキュリティ、プロセス、ストレージ、データ送信アプリケーションで使われるインターネット関連アプライアンス、さらにはデジタル・ビデオレコーダーなどにも焦点を当て開発に取り組んでいる。
iPACの幹部によると、そのスローガンは「エンドレスなiWorldに向けたイノベイティブ・ソリューション」。これをベースに簡単で信頼性の高いインターネット・ソリューションを提供することを基本としているという。同社の戦略を見ると、今日のナレッジ・ベース経済において、技術を人間に近づけ、コンシューマーにとってより便利な生活を目指している。
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Shanyの湯建彰協理 |
Shany ElectronicsのDanny湯アシスタントGMによると、MPEG-4 規格はハイエンドのセキュリティ・アプリケーションに使われることを期待しているという。「セキュリティ・ベンダーにとって帯域幅と圧縮技術は、極めて重要な課題であるからだ」(湯氏)。
Power Quotient International (PQI)では、MPEG-4技術は様々な情報家電製品に組み込まれていくとしている。一例を挙げれば、MPEG-4
にはビデオ会議、住居のセキュリティ・システム、GPS、自動車、ホーム・オーディオ、デジタルカメラなどの応用分野があるという。
パーソナル・メディア・プレーヤー市場はこれからだが、PQIによればすでにMPEG-4 技術の特徴を最大限に活かした製品の開発に取り組んでいるという。PQIの「mPack
P800」は、MPEG‐1/2/4のほかXviD、AVI、ASF、WMV、MODファイルといった様々なビデオやオーディオ・フォーマットの再生が可能という。MODフォーマットは、日本JVC社のデジタルカメラやカムコーダーに搭載されている。
オーディオ関連の放送業者にも、その音質のよさからMPEG-4 に強い関心を示している企業もあるといわれる。MPEG-4は従来のMPEG-2
の代替ではなく、MPEG-4 規格に合ったアプリケーションに採用され、両規格は共存していくことになるだろう。
(Text:鄭如茵)
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